戦果

戦果


　震災も大変だが、原発事故も相当な深刻レベルまで突入している。さくらかな防災対策本部も早期の段階で注意勧告を発令していたが、現状のマスコミ各社及びネットの情報氾濫は、何が正しくて何が間違っているのか、精査するだけでも大変な事態になってる。政府東電保安院の対応は稚拙で、その情報が信じるに足りる説明にもなっておらず、現状の把握能力はまるで欠乏し、今後の対策も後手後手に回っているのは事実。各大マスコミも事故当初は知識欠乏症になったかのように調査もせずに情報垂れ流し状態で（この件については、以前マスコミの情報がいかに取材されるかという書き込みがあるのでそちらを参照のこと）悲劇的に悲しくなってくる。ほんの1時間以内に調べられる単純なことも、マスコミは当初事実をしゃべらず、これでは報道規制がなされていると思われても仕方なく、記者も勉強不足なのか鋭い突っ込みもほとんどなかった。しかし、事故3日以降近くになり、さすがにいろいろな情報が流れてきて、個人レベルでいろいろな知識は備わってきたことと思う。会社員などはなかなか国や企業が非難命令でもださない限り、逃げるわけはいかない。ただ専業主婦や赤ちゃんなどは万全を期して、知り合いの中では、すでに関西方面に逃げた人もいる。
　正確な情報と数値を、適時に国民に知らしめてもらいたい。そして各大マスコミ及び専門家はいたずらに不安を煽るのはよくないが、その物質の性質、蓄積された際の危険性なども詳細に説明すべきである。
　もろん、この日本は数々の危険物質を隠してきた国であるから、現在でもさまざまな危険物資は野放図にされてり、それが体内に蓄積された際の危険性を知るものはほんの僅かな人間に限られているというのも現状なのだろう。