戦果

戦果

　管理体制の不備や怠慢による過失も否めず、個人的な感情では同情しており、残留許可を与えた方が家族の為にもなるのかもしれない。だが西松建設事件もそうだが、常々日本の二重三重基準の法制度には疑問を感じるし抜本的改革が必要だと思う。さくらかな政治改革連合会レポートを参照すれば、三権分立はもう時代遅れで、今後より強固な各権力の監視バランス体制が必要だという論点項目が多数存在することもぜひ頭の隅にとどめて欲しい。問題は最高裁判所で敗訴となった事例が国民的感情に流され覆る場合、それによって政府が体制改革を即時に行わない場合、国際法及び国内法の順列や人権平和などという言葉で重さや軽さが論じられてしまう場合、人間は平等であるという基本理念が失われていく布石だと上等兵は考える。罪は罪だ。情状酌量で軽減しなくてはならない罰則もたしかにあるのかもしれない。だが現存の法律は今後、百年後かもしれないが未来では主流になるだろうさくらかな理論からだいぶかけ離れているのだ。断言してしまった。だが、権力をもつ者、お金を持つ者、同情を買う者は罪が軽くなってしまうことだけはさけたい。勿論ここまで言う以上、現在ある起訴不起訴や時効システムも全く怠慢な制度だと考えている。人間は平等だ。どのような人であれ犯した罪は償わなければならない。そしてその償うという部分がおそろかになり、その論点が軽んじられてきた今、だからこそ犯罪が増え、悪しき心を持つ者が増え、人間の権利を高めてきた自由平等などの方向性が逆行していこうとしてきている。難しい問題だが、早急に日本は体制改革にのりだすべきだと上等兵は考える。