戦果

戦果

　自殺の連鎖が止まらないらしい。自殺予告文もはやりだしたようだ。いじめに関しては古今東西消え去ることはないだろう。国家の利権VS個人の利権闘争に始まり、現に大人の世界でもパワーハラスメントやセクシャルハラスメントなど形を変えたイジメは濃厚と息づいている。根絶することは無理だとわかっていても最大減少なくするのが国家の責任でもあると思う。イラク問題でよく自己責任論とかわけのわからない現象が起きたが、逆に現在ではいじめられる方が悪いという風潮もあるようだ。これも自己責任になってしまうのだろうか。とにかく今の御時世を反映しているようで、末恐ろしい。
　昔は長男が両親を見るという暗黙の了解や、両親や祖母とは家族が誰かしら一緒に住んで継いでいくという伝統があったように思えるが、都市集中型でそんな光景は地方か、大都会でもよほどお金がある家族しかありえなくなっているのかもしれない。戦中、戦後は子供は5〜7人は当り前だったようだが、現在では3人だと多いねぇみたいな感じじゃないだろうか。このままいけば結局、老後も自己責任なのだろう。たとえば二人しか子供がいない場合、どちらかが老後を診てくれるなんてもう思わない方がいいのかもしれない。お金を沢山溜めて、いざ腰が動けなくなったら、大概は老後施設か介護にお任せで、早く死んでくださいみたいな社会になるのだろう。金がある庶民はいい。ない老人はこれから唸る数ほど自殺や失踪をするのだろうか。国家のイジメは、気がつかないうちに浸透してしまう。
　いざ自分の身に災いが起きるまで人の不幸は甘い密といわれるがそうの通りだと思う。自殺が何人でようが上等兵に限らず、知人でない限り、何の支障もない。でも年間これだけの死者は国家として許されていいのだろうかとたまに思う。というか、イクないと上等兵は考えている。で、どうすれば？うん。どうしようぁ(*゜・゜)ンッ?