仙華?

仙華?

　2005年8月31日の手帖の日付に、『戦争は終わった』と赤いボールペンで、小さく書かれている。
「たとえば、路上で犬が牙を向けて人間に襲いかかって、ガブリと頭でも太腿でも何でもいいからどこかに噛みついて、酷い傷を負わせた時を考えて欲しい。飼い主の責任は追及され多少は罰せられると思うんだ。けどさ、どうして路上で人間の子供がナイフで人を殺した時でも、その親は刑罰とかの対象にならないのだろうか。その親も刑務所にぶちこめばいいと僕は思っている。いや、それにね。もし犬が人間をかみ殺そうものなら、たいがいはガス室送りだろ？もしかして豪勢な電気首輪でもされて、高圧電流を流されてビリビリと四股を震わせて口から泡を吹き白目をむいて死ぬのかもしれないけどさ。まぁ、なんやかんやで、救急センターみたいな洒落たネーミングつけているくせに、やっていることは強制収容所みたいな場所で殺されちまう。今の御時世は外見を多少味付けして誤魔化せば、中で何をしようがお構いなしだから。だけどさ。未成年がナイフを手に路上で人を殺した場合を考えてくれよ。ちょっと狭い独房とか少年院とかで何年か過ごして、そう、長くても20年以内には世の中にでられちまうと思うんだ。僕はね、そいつらはまとめて死刑にしちまえばいいと思うんだ」
　彼女はさっきから黙ったままだ。
「いやね。最近もしかすると自分は相当な死刑促進論者だと自覚しはじめて。それでね。きっかけは君も知っているだろうと思うけど、あっ、そう、ごめん。今すぐに県の名前が思い浮かばない。で、どこかの県で当時未成年だったけかな。そいつに母子が殺害される事件があって。その旦那さんが報道陣に向かって毅然とした態度で死刑を望んでいることを喋っていた。ちょうど僕はコンビニで買ったハンバーグ弁当を食べていてさ。いや、それがさ。旦那さんと生前の奥さんとの交換日記の微笑ましい内容に胸が熱くなってさ。思わず涙もでそうになった。この犯人はすぐ死刑にすべきだと思ったさ。だってさ、世が世なら、いや現代だって社会情勢さえ違えばまず間違いなく死刑になっているし、誰かに殺されても仕方がない非道な事件だよ。僕は気持ちが悪くなって途中で箸を止めた。ハンバーグなんか喰っている場合じゃないと思った。だからと言って何もできないけどね。だからその旦那さんに頑張れっ、ってTVに向かって言ったんだ。うん。そう、今、一人暮らしだからね。その、もし誰かと一緒に食事していたら、そんなことは言わないで胸の内にしまっておくし、すぐにチャンネルを替えている。だって殺人事件の報道を見ながら、食事するなんて気分が悪いもの」
　僕は煙草を吸う。

※後に加筆・修正します。

【さくらNEWS】
以前から選挙のたびに野党へ投票しよう運動していた上等兵ですが、いいパワーバランスを作っておかないと腐った人間は増長し人間性どんどん崩れるていくと思っている。他国はこうだから、他国に較べれば日本はどうたらこうたら、とかよく言う評論家とか政治家多いけど、それに誰もつっこまない日本人の知識人層に唖然とします。でも仕方ないことだなぁと思う。僕らはたぶん一度、革命を日本人の手で起こさなければならないのだと思っている(*゜・゜)ンッ?

あ、あれ、車とかバイクとかさ、毎日乗ってなんぼですよ。雨の日も、風の日も雪の日も。台風の日も。そういう経験が生きるわけですよ。それでも事故は起きるから怖い(*’ω’*)バイクは毎日乗り回していましたよ。それでも上等兵はバイクは素人だけどさ、なんか晴れの日しか乗りまわしてないライダー見えるとムカムカしてくる(*゜・゜)ンッ?いや、そういうことじゃなくて、仕事とかなら仕方ないけど、遊びの時は車の運転は人を選びましょうってことです。。。ハイ。。。