戦果

戦果

　神様どうかディープインパクトを勝たせてあげてください(--*)キラーン中山皐月賞（G?）スタート直前までディープインパクトは武騎手となにやら馬語で話していました。時間がなくて急いで駆け込んだ銀玉店のTVの前には大勢の人だかりがいました。上等兵はわずかに聞こえる馬語を聞き逃しませんでした。

スタート直前。

ディプーインパクト「よお！エロ武！今日は大外回って勝つてのはどうや？せっかく広いコースだし、スタートから外側らち沿い走って勝つってのはインパクトあると思う！」
武騎手「ディープ君。G?ですから、コースロスは痛いですよ。きっちり中団から直線差していきましょうよ。ローゼンクロイツとかダンスイインザモアとか強敵は沢山いますからね。足元すくわれたら駄目ですよ」
ディープインパクト「エロ武！俺を兄貴とは違うのだよ！兄貴とは！こんな連中屁でもないわ！関東の刺客かなんだか知らんがダンズインザモア？俺はゼンノロブロイとやりたいんや！」
その時、アドマイヤジャパンが口を挟んだ。
アドマイヤジャパン「よお！ディープ。弥生賞で勝った気になるなよ！ぼけ！ゼンノロブロイ様を口にするのは、G?取ってから言えや！お前はただのG?ウイナーで、今日勝つのは俺様だ！」
それからは大変でした。馬達が喧嘩し始めたのです。武騎手が緊張な面持ちでいたのはそのせいです。スタートしてから、ディープがよろめいたのは、彼の演出です。その時、発したのはこの言葉でした。
ディープインパクト「どうや！エロ武！驚いたやろ！」
武騎手「ディプーさん・・・」
そして3角から4角でディープが追い上げる時、ローゼンクロイツが叫びました。
ローゼンクロイツ「親父の後を継ぐのは俺だ！俺はまだ余力充分だぜ！」
その言葉に驚いたのは武騎手です。ムチを入れました。
ディープインパクト「いてえええええええええ！何するんや！」
武騎手「勝ちましょう！ディープさん。1．3倍の人気とかそんなのどうでもいいんです。ディープさんの強さを、エンジョイ種つけ生活のためにここは勝たないと駄目なんです。2着じゃ駄目なんです」
ディープインパクト「わかっておるわ！じゃ、ちょい本気出すかな」
ディープが本気を少し見せたら、結果はあの通りです。恐れ入りました。ゴール前の写真を見てもらえればわかりますが、ディープインパクトは武騎手と喋っています。そして3着のアドマイヤジャパンの悔しそうな鬼の形相が忘れることができません。
ディプーインパクト「ダービーは、かかっておお逃げで勝つってのは、インパクトあると思うぞ」
武騎手「ディープさん・・・」
そうです。たぶん、ダービーでは、ディープインパクトは大逃げするでしょう（マテ